まずは、おめでとうございます。
そして、本当にお疲れさまです。
お子さんを育てるということが、どれほど大変なことか。
私は男ですので、妊娠・出産の痛みやつらさを
本当の意味で体験したことはありません。
ですが、日々そういった方と関わる中で、
お母さんたちが想像以上に大変な思いをされていることは、
身をもって感じています。
すごいことをしています。
まず、ご自分でもそのことを認めてあげてください。
産後のからだに何が起きているか
妊娠から出産まで、およそ10ヶ月。
この短期間で、からだには驚くほどの変化が起きています。
- 体重の急激な増減
- ホルモンバランスの大きな変動
- 内臓の位置の変化
- 骨格のバランスの変化
- 体力の大幅な消耗
そして産んだ後も、からだの変化は続きます。
授乳による体力の消耗、夜間の授乳による睡眠不足、
ホルモンバランスの再調整——
からだは回復しようとしているのに、休む暇がない。
さらに、お母さんの優先順位はどうしてもお子さんが先になります。
自分のことは後回し。だからこそ、産後のからだは想像以上に消耗しているのです。
産んだあとは、ずっと「産後」です
ここで、ひとつ知っておいていただきたいことがあります。
産後とは、産んでから数ヶ月のことだけを指すのではありません。
お子さんが3歳でも、5歳でも、10歳でも、
一度もからだを整えたことがなければ、
妊娠・出産で変化したからだは戻りきっていない可能性があります。
「もう何年も前のことだから」と思っている方こそ、
一度からだの状態を確認してみてください。
骨盤矯正について
産後に「骨盤矯正は早く受けたほうがいい」と言われることがあります。
たしかに、妊娠中はリラキシンというホルモンが分泌され、
靭帯を緩めて骨盤を開きやすくする作用がはたらきます。
このホルモンは産後もしばらく分泌が続くため、
靭帯が緩い状態がしばらく続きます。
ただ、正直に申し上げると、
一般的に行われている骨盤矯正では、変化が持続しにくいことが多いのが現実です。
強い刺激の矯正は、一時的な変化はあっても長くは続きません。
当院での産後のケア
当院では、産後2〜3ヶ月を目安に一度来ていただくことをおすすめしています。
産後すぐではなく、少し落ち着いた時期。
からだがある程度の回復に向かい始めたタイミングです。
施術で行うのは、いわゆる「骨盤矯正」ではありません。
**妊娠・出産によって変化した内臓の位置や、
骨格のバランスを、ひとつずつ整えること。**
からだ全体を確認しながら、
本来あるべき状態に近づけていく施術です。
また、産後は栄養バランスも大きく崩れています。
どんな食事を意識すればいいか、
ご自分でできるエクササイズも含めてお伝えしています。
通院の目安
産後のケアは、何十回も通う必要はありません。
いちばん多いパターン:
初回(産後2〜3ヶ月)に1回施術を受け、
セルフケアと食事の見直しを実践していただいたうえで、
半年後にもう一度確認。
これで十分な方がほとんどです。
症状が重い場合(強い腰痛・尿漏れなど):
3回程度を目安に通っていただき、
その後は半年後に確認、という流れになります。
何十回も通わせるようなことは、いたしません。
そこまでかけなくても、できることはあります。
こんな方が来られています
- 産後の腰痛や骨盤まわりの違和感が続いている方
- 骨盤矯正を受けたが変化を感じられなかった方
- 産後の体型の変化が戻らず悩んでいる方
- 尿漏れが気になっている方
- 産後から肩こりや頭痛がひどくなった方
- 授乳中の姿勢からくる首や背中の痛みがある方
- 何回も通院する時間がなく、少ない回数でケアしたい方
- 出産から何年も経っているが、不調がずっと続いている方
最後に
産後のからだは、急激な変化の中にあります。
でも、からだは必ず戻ろうとしています。
その回復を、少しだけ手助けする。
それが私にできることです。
お子さんのことで手一杯な毎日だと思いますが、
お母さん自身のからだも、大切にしてあげてください。